おいらはね、徳守様こと天照皇大神様のもとで、幸せを伝える修行をしているとくちゃんっていうんだよ~ どうぞ、よろしくね
もっと、徳守さまのことを知って欲しいから、おいらのお師匠さん、天照皇大神さまの神話を簡単に紹介するね
むかし、むかしの大むかし。たくさんの神さまが住まう天津国でのお話だよ。 ある時、天照皇大神さまのところに、弟のスサノオさまが「母に会いたい!」って泣きながら来られたの。 でも、黄泉の国に行ってしまって、もう会えない事を説明すると、スサノオさまはとても怒ってしまってね・・・
スサノオさまはちょっと暴れん坊なところがあって、いろいろ事件があったの。 最初は、他の神さまからの苦情があってもかばっていたんだけど、ついに大事件が起こってしまったんだ
「あぁなんてひどいことを。わたしはこれ以上悲しくなることを見たくありません」といわれて、 遂に天照皇大神さまは洞窟に隠れて大岩で塞いでしまったの
すると、高天原は暗闇に包まれて、次々と悪いことが起こるようになり、神さまたちは困り果ててしまってね
これは、なんとかして天岩戸から出てきてもらわなければ、と神さま皆が集まって話し合いをして、 岩戸の前で賑やかなお祭りをして、気を引いて出てきてもらおうという作戦を思いついたの。 先ず、集められたニワトリが一斉に歌い、アメノウズメさまが踊り、明るい演奏が奏でられたの。 すると、作戦通り天照皇大神さまが 「どうして、外がとても賑やかなのでしょう?」と気になって少し扉を開けて外の様子を覗いたんだ。
天照皇大神さまが何事かを尋ねると、近くにいた神様が「立派な神様があらわれたのです。」 といって、気付かれないように鏡を出して天照皇大神さまを映したんだ。 するとね、もっと良く見ようと身を乗り出した時に、力持ちのタジカラオさまが すかさず、大岩を開けて天照皇大神さまを外に連れ出したんだよ!
天照皇大神さまが出てきた途端に、今まで真っ暗だった高天原が、やっと太陽の金色輝く 光で溢れた穏やかな世界に戻ったんだよ♪これが、おいらのお師匠さまの有名な神話だよ
神事の後に境内で賑やかな行事を行うのはね、この神話が起源とも言われているんだよ